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「歴史と戦争」

なにげなく入った書店で、思わず手に取った「歴史と戦争」を買う。

幕末、維新、明治、大正昭和前期、そうして実際に体験してきた、もっとも愚かで悲惨な3年8ヶ月あまりの「太平洋戦争」について。
半藤和利の軽妙な語り口が、読みやすく分かりやすく、知らなかった事柄のなぞが解けてゆくので、一気に読んでしまった。

著者は「あえて付け加えれば、わたくしを含めて戦時下に生を受けた日本人はだれもが一生をフィクションのなかで生きてきたといえるのではなかろうか。万世一系の天皇は神であり、日本民族は世界一優秀であり、この国の使命は世界史を新しく書きかえることにあった。日本軍は無敵であり、天にまします神はかならず大日本帝国を救い給うのである。このゆるぎないフィクションの上に、いくつもの小さなフィクションを重ねてみたところで、それを虚構とは考えられないのではなかったか。そんな日本をもう一度つくってはいけない、それが本書の結論、といまはそう考えている。そして、そんな時代をとにかく精一杯に生きてきた証しが本書にあると思っている」と。

        本


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piroko

Author:piroko
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1933年生まれ
デジカメを片手に花を撮って歩くのが趣味でしたが、今では身のまわりの取材でお茶を濁しているつまらない「私日記」

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