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「それでもこの世は悪くなかった」

今月の新刊、佐藤愛子の「それでもこの世は悪くなかった」を読んだ。

~人から見れば悲劇かもしれない人生。しかし、正々堂々、力いっぱい生きた私はいま、満足だ~と、こう云はしめた佐藤愛子の語り下ろしの人生論。
佐藤愛子

最後の~肉体はやがて滅びても魂は残る~の項はひとしお感慨深い。
{ 北海道の浦河町に土地を買い、家を建てそこに住んだ。ところが、その土地が大変な土地だった。
日本人がアイヌの土地を侵略して、非道の限りを尽くした、まさにその集落のあったところの土地を買ったのだった。
恨みを呑んで死んでいったアイヌの人たちの怨念の場へ、家を建てて住んだ。そうしたら、いろいろな超常現象が起きた。
借金と戦ってようやく終わったと思ったら、今度は怨霊との戦いが始まる。私の人生はなんだろう }と述懐している。
結局、その怨霊を鎮めるのに二十年かったが、そのお陰で、アイヌ民族がいかに優れた民族であったか、日本人が、清らかで何も知らない彼らに損得を教え、いかに堕落させていったか、そんなむごたらしい歴史を知るようになりました。
その結果、さすがに最後は戦わずにお詫びをするということになる。~~人は死んでも「無」になるわけではない、体は滅びても魂は残る、それを経験したのです私は ~~と。
今北海道ではアイヌ民族の華々しい活躍が始まろうとしています。

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最近は本を買って自宅に置くことをせず、図書館を利用。これを読もうと希望を出していますが人気本らしくなかなか順番が回って来ず。気長に待っています。
東京生まれの横浜育ち。他人事だった「アイヌ」。知るべきだと思っています。
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Author:piroko
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1933年生まれ
デジカメを片手に花を撮って歩くのが趣味でしたが、今では身のまわりの取材でお茶を濁しているつまらない「私日記」

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