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「歴史と戦争」

なにげなく入った書店で、思わず手に取った「歴史と戦争」を買う。

幕末、維新、明治、大正昭和前期、そうして実際に体験してきた、もっとも愚かで悲惨な3年8ヶ月あまりの「太平洋戦争」について。
半藤和利の軽妙な語り口が、読みやすく分かりやすく、知らなかった事柄のなぞが解けてゆくので、一気に読んでしまった。

著者は「あえて付け加えれば、わたくしを含めて戦時下に生を受けた日本人はだれもが一生をフィクションのなかで生きてきたといえるのではなかろうか。万世一系の天皇は神であり、日本民族は世界一優秀であり、この国の使命は世界史を新しく書きかえることにあった。日本軍は無敵であり、天にまします神はかならず大日本帝国を救い給うのである。このゆるぎないフィクションの上に、いくつもの小さなフィクションを重ねてみたところで、それを虚構とは考えられないのではなかったか。そんな日本をもう一度つくってはいけない、それが本書の結論、といまはそう考えている。そして、そんな時代をとにかく精一杯に生きてきた証しが本書にあると思っている」と。

        本


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No title

戦争に駆り出されて普通の人間が、人を殺し殺されたあの時代を、わたしたちも生きてきたのですから、あの時代に戻るようなことは絶対にあってはならないと思います。

今の政冶家、役人の中に人間として尊敬できない人たちが居るのはかなしい事ですね。

神国日本は不滅‥とか

人生の一番大切な時期が戦争で明け暮れたように思います。
人それぞれの受け止め方はあるのでしょうから、是非は問えませんが、今でも戦争時の写真や戦後の悲惨な状態の映画を懐かしむ人たちが沢山いますが、私はもう一切見たくない感じです。
反省するべき年代でもありませんし、むしろ被害者に近いとさえ思っています。
でもこの先、政治家も質が落ちて国の先行きが危うくなったら、国を救うべく
大政治家が出現するのでは…なんて思うこともありますから、幼いときの
教育って此の歳になっても沁みついているんですね~
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piroko

Author:piroko
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1933年生まれ
デジカメを片手に花を撮って歩くのが趣味でしたが、今では身のまわりの取材でお茶を濁しているつまらない「私日記」

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