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優れたアイヌ民族

今から何年前になるだろう、佐藤愛子の「それでもこの世は悪くなかった」を読んだ最後のくだりを思い出す。

人から見れば悲劇かもしれない人生、しかし正々堂々力いっぱい生きた私はいま満足だと、こう云はしめた佐藤愛子の語り下ろしの人生論。
最後の“肉体はやがて滅びて魂は残る”の項はひとしお感慨深いものがありふと思い出した。

北海道の浦河町に土地を買い、家を建てそこに住んだ。ところが、その土地が大変な土地だった。
日本人がアイヌの土地を侵略して、非道の限りを尽くした、まさにその集落のあったところの土地を買ったのだった。
恨みを呑んで死んでいったアイヌの人たちの怨念の場へ、家を建てて住んだ。そうしたら、いろいろな超常現象が起きた。
借金と戦ってようやく終わったと思ったら、今度は怨霊との戦いが始まる。私の人生はなんだろうと、と述懐している。
結局、その怨霊を鎮めるのに二十年かったが、そのお陰で、アイヌ民族がいかに優れた民族であったか、日本人が、清らかで何も知らない彼らに損得を教え、いかに堕落させていったか、そんなむごたらしい歴史を知るようになりました。
さすがに最後は戦わずにお詫びをするということになる。人は死んでも無になるわけではない、体は滅びても魂は残る、それを経験したのです私は
、と。

今北海道でアイヌ民族の華々しい活躍が始まろうとしている。


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1933年生まれ
デジカメを片手に花を撮って歩くのが趣味でしたが、今では身のまわりの取材でお茶を濁しているつまらない「私日記」

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